「介護の仕事って、きつそう」「給料も安いんでしょ?」——介護職には、こうしたイメージが先行しがちです。
たしかに、まったくの誤解とは言えない部分もあります。でも、実際に働く人の声や、近年の現場の変化を知ると、その印象はずいぶん変わってきます。この記事では、よくある4つの誤解を取り上げ、「本音・実際はどうなのか」を正直にお伝えします。
本音:体力を使う場面があるのは事実です。ただ、近年は負担を減らす工夫が大きく進んでいます。移乗をサポートする福祉用具やリフトの導入、抱え上げを避ける「ノーリフティングケア」の考え方、見守りセンサーやICT機器による業務の効率化などが広がり、体への負担は以前より軽くなってきています。
働き方も多様です。夜勤のある施設だけでなく、日勤中心の通所サービスや訪問介護、短時間勤務など、自分の体力やライフスタイルに合わせて選べます。「きつさ」は、働く場所や職場の体制によって大きく変わります。
本音:かつてはそう言われた時期もありました。しかし近年は、国の処遇改善の施策が進み、介護職の給与は上昇傾向にあります。2026年にも賃上げに向けた制度の見直しが行われています。
さらに、資格を取ると収入が上がりやすいのも特徴です。たとえば介護福祉士の資格を持つ人は、無資格の人より平均給与が高い傾向にあります。努力や経験が待遇に反映されやすい仕事だといえます。ただし、実際の給与は勤務先によって差があるため、求人を比べる際は処遇改善の取り組みも確認しましょう。
だからこそ、資格や経験が評価され、キャリアアップにつながります。「誰でもできる」のではなく、「未経験から始めて、専門性を高めていける」と言うほうが、実際に近いでしょう。
本音:むしろ逆です。高齢化が進む日本では、介護を必要とする人は今後も増える見通しで、需要は安定しています。景気に左右されにくく、全国どこでも一定の求人があり、資格は生涯有効でブランクがあっても復帰しやすい。長く働き続けられる仕事です。
機械やAIが補助に使われる場面は増えても、人の気持ちに寄り添い、その人らしい暮らしを支える仕事の核は、人にしかできません。これは介護職の大きな強みです。
だからこそ大切なのが職場選びです。研修や資格取得支援が整っているか、人員体制に無理がないか、処遇改善にきちんと取り組んでいるか——こうした点は、求人票だけでなく、職場見学や面接でぜひ確認してみてください。同じ「介護職」でも、職場によって働きやすさは大きく変わります。
この記事のまとめ
※本記事は2026年6月時点の一般的な情報をもとに作成しています。給与・処遇や働き方は、制度改正や勤務先によって異なります。最新の情報や具体的な条件は、応募先やお住まいの自治体の窓口などでご確認ください。
※掲載情報は執筆時点のものです。給与・処遇や働き方は、制度改正や勤務先によって異なります。最新情報は各機関の公式サイトや応募先でご確認ください。