物価高が続くいま、同じ苦しさを抱えている方はたくさんいます。そして大切なのは、申請すれば受け取れるのに、知らずに使っていない公的な支援があるということ。この記事では、生活が苦しいときに使える支援制度を、やさしく整理してご紹介します。まずは「こんな支援があるんだ」と知ることから始めましょう。
食料品や電気・ガス代の値上がりが続き、年金だけで暮らす世帯の家計は厳しさを増しています。年金額は改定で少しずつ上がっていても、物価の上がり方に追いつかず、「実際に使えるお金」は目減りしているのが実情です。
だからこそ、我慢だけで乗り切ろうとせず、使える制度は遠慮なく使うことが大切です。支援は「困っている人が受け取ってよいもの」。恥ずかしいことでも、特別なことでもありません。
⚠ ここが一番の落とし穴
多くの公的支援は、自分で「申請」しないと受け取れません(申請主義)。対象なのに、制度を知らなかったり、手続きをしなかったりして受け取り損ねている方が少なくありません。「もしかして自分も対象かも」と思ったら、まずは問い合わせてみることが第一歩です。
所得が低い年金受給者に、年金へ上乗せして支給される国の給付金です。2026年度の老齢の基準額は月5,620円(納付済期間などにより変動)。おもな条件は、65歳以上で老齢基礎年金を受給・世帯全員が住民税非課税・前年の所得が一定基準以下の3つです。これも申請(認定請求)が必要で、対象になりそうな方には日本年金機構からハガキ(請求書)が届きます。
物価高に対応して、住民税非課税世帯を対象にした給付金や、電気・ガス代の負担軽減などが行われることがあります。ただし、これらは実施の有無・金額・時期が自治体や年度によって異なります。「国から全国民に一律◯万円」といった情報は誤りのことも多いので、必ずお住まいの市区町村の公式サイトや窓口で最新情報を確認してください。
医療費や介護費が重いときは、自己負担に上限を設ける制度があります。高額療養費制度(1か月の医療費の自己負担が上限を超えた分は払い戻し)、高額介護サービス費(介護費の自己負担の上限)、施設利用時の介護保険負担限度額認定(食費・居住費の軽減)などです。所得に応じて上限が決まるため、対象になるか窓口で確認しましょう。
当面の生活費に困ったときは、社会福祉協議会の生活福祉資金の貸付や、生活困窮者自立支援制度(家計や仕事の相談にのってくれる窓口)があります。それでも生活が成り立たないときは、生活保護という最後のセーフティネットも。ためらわず、早めに相談することが大切です。
受け取れるかチェックしたい支援(例)
まず頼れる相談先
生活の苦しさは、一人で抱え込むほど重くなります。制度は、あなたが安心して暮らすために用意されているもの。「もしかして対象かも」と思ったら、まず一つ、電話や窓口で聞いてみる――その一歩が、家計の負担をやわらげるきっかけになります。
この記事のまとめ
※本記事は2026年9月時点の情報をもとに作成しています。給付金や支援制度は、金額・対象・実施時期が年度や自治体によって異なり、変わる可能性があります。ご自身が対象になるか、最新の内容は、お住まいの自治体の窓口や年金事務所などの公的機関にご確認ください。
※掲載情報は執筆時点のものです。給付金・支援制度は金額・対象・実施時期が年度や自治体によって異なり、変わる場合があります。最新情報は各機関の公式サイト・お住まいの自治体の窓口でご確認ください。